Solaris8 を VMware3.0使って RAWDisk にインストール

ノートPC で VMware などを使わずに Solaris 単体で使えるようにするためには、いろいろと条件をクリアすることが必要であるということと、インストール方法もCD-ROMドライブ内蔵ではない時には、ネットワークインストール力技インストール、DriveImage を使うなどちょっと工夫を凝らさなければなりませんでした。私の手持ちの ThinkPadi1124 も同様で、Solaris を入れる際には必ず Xircom PE3-10BT を使わなければならなかったのですが、今回実験ということで Windows 上にインストールされた VMware3.0 からRAWDisk に直接 Solaris をインストールして、実際に使えるようになるのかを検証してみました。

結果としてはうまくインストールすることもでき、起動もOK。Windows 側の環境も壊さずにできたので、もし個人的に VMware3.0 を所有している方であれば、この方法で RAWDisk に Solaris をインストールするのが簡単かなと思います。ちなみに、VMware2.x 系では検証していません。

今のところこの方法でインストール確認できた OS は、下記の通りです。

  • Solaris8 (01/01, 04/01, 07/01, 10/01)
  • RedHat Linux7.2 FTP版
  • RedHat Linux6.2 FTP版
  • Vine Linux 2.1.5 FTP 版

インストール手順は CD イメージファイルや CD-ROM を使うなどの方法と同じなのでそちらを参照してください。ここでは、RAWDisk を使う場合の Wizard の部分と、VMware3.0 を使った後の、Solaris 単体起動を行った後の設定変更について説明します。

まず、VMware を起動する。File => New => New Virtual Machine... と選択し、New Virtual Machine Wizard を起動する。

Virtual machine configuration では、Custom を選択し「Next」を押す。

Select Guest Operation System では、Other を選択し「Next」を押す。

Name the Virtual Machine には、適当な名前を入力し、「Next」を押す。

Memory for the Virtual Machine については値が自動表示される。Windows 上でもインストールした Solaris を起動したい場合には大き目の値にする必要があるが、インストールだけの場合は 64MB あれば可能。適当な値を入力し「Next」を押す。

私の場合、2つの Network connection を必ず作ることにしている。1つ目は GuestOS と HostOS 通信用、2つ目は GuestOS が直接 LAN につながるようにしている。そのようにする必要が無い場合は、Use bridged networking のままでよい。設定したら、「Next」を押す。

Select a Disk が出る。ここでは Use physical disk を選択する。これにより RAW Disk に Solaris をインストールできるようになる。

Select a Physical Disk が出る。ここではインストールしたい物理ディスクの場所を指定する。接続している物理ディスクすべてにインストール可能だが、起動できないところに入れないように注意。設定したら「Next」を押す。

Configure Patition Access が出る。Solaris をインストールする物理ディスクの中のそれぞれのパーティションについて、アクセス制御を設定する。設定を誤るとすでにあるパーティションの中身を壊すかもしれないので、通常の場合このまま「Next」を押して次に行くのがよいかも。

Disk File が出る。設定ファイルをどこに保存するかだけなのでここは特にいじらず「Finish」を押す。

下記の画面に戻り、すべてが設定されていることを確認する。たとえば下記のように、Disk の部分にカーソルをあわせクリックすると、Disk file の情報が表示される。

また、DVD/CD-ROM にあわせると、インストールに使うCD-ROM デバイスの情報が出る。CD-ROM を使う場合には、Connection の Enable raw access のチェックボックスは忘れずにチェックすること。でないとインストール途中でエラーで止まってしまう。またISO イメージを使う場合には、Use ISO image のところで、iso イメージファイルを指定することを忘れずに。

このあとは、Solaris8 を VMware3.0に CDイメージファイルを使って インストールの通りに Solaris を RAW Disk にインストールしていく。途中再起動が入るが、指示通りにインストールを継続していく。

※注意
このインストール途中で、Windows をサスペンドしたり、休止させたりしないこと。また VMware3.0のサスペンドも使用しないこと。Windows のサスペンドや休止を行った場合、インストールしている Solaris ばかりでなく、HostOS の Windows も壊す場合があります。また VMware3.0 のサスペンドを行った場合、復帰してもインストールが再開されずに入れなおしとなることがあります。そして入れなおしをすぐに行わないで Windows を終了させた場合、HostOS の Windows が起動しない、または壊れる場合があります。

1 of 2、2 of 2、必要に応じて Language をインストールし、下記画面になったら Solaris を再起動せずに VMware3.0 も終了します。その後、ノートPC 自体を再起動する。

ノートPC を再起動すると、下記のような Solaris の起動メニューが出るので、SOLARIS の Part# を選択し「Enter」を押す。下記の例の場合、2 [Enter]となる。

Solaris Device Configuration Assistant 画面が表示される。これ以降は、通常の Solaris のインストール時に行う設定を実行していく。

まず上の画面で「F2_Continue」を押す。すると Identified Devices の画面になる。Device Tasks の画面を表示させるため、「F4_Device Tasks」を押す。

「Device Tasks」の画面が出るので、「View/Edit Devices」にカーソルを移動し[スペース]キーを押し選択の後、[F2_Continue]を押す。

「View/Edit Devices」画面になるので、[F3_Add Device]を押す。

「Add ISA Device」の画面が表示される。ここで、カーソルを PCMCIA controller に移動し[スペース]キーを押し選択の後、[F2_Continue]を押す。

「Select Resource Types」画面が表示されるので、以下の項目を入力する。(カーソルを入力する項目に移動し[スペース]キーを押し選択の後、[F2_Continue]を押す。)

  1. Port: 「Specify Port Resource」画面の、Specify Resource Value: に値を入力し、[F2_Continue]を押す。
  2. Memory: 「Specify Port Resource」画面の、Specify Resource Value: に値を入力し、[F2_Continue]を押す。

※ここで入力する値は、使用するノートPCによって異なるため、事前に使用可能な値をWindowsで調べておくことが必要。またはolaris8 をインストールできたノートPC一覧を参照にして、値を入れてください。

Specify Resource Valueを全て入力し終わったら、「Select Resource Types」画面で「F4_Add」を押す。

「View/Edit Devices」画面に戻るので、[F2_Continue]を押す。

「Device Tasks」の画面が出るので、「Set Keyboard Configuration」にカーソルを移動し[スペース]キーを押し選択の後、[F2_Continue]を押す。

「Set Keyboard Configuration」画面が表示される。ここで、カーソルを Japanese(106) に移動し[スペース]キーを押し選択の後、[F2_Continue]を押す。

「Set Keyboard Format」の画面が表示される。ここでは、カーソルを with Windows keys が選択されているので、そのまま[F2_Continue]を押す。(106キーボードの時は、[X] without Windows Keys を選んでください。ここでの説明は、109キーボードの時の例です。)

「Device Tasks」の画面に戻る。設定は終了したので[F3_Back]を押す。

「Identified Devices」画面に変わり、認識されたデバイスの一覧が表示される。ここで、 PCMCIA controllerがあれば、設定完了。[F2_Continue]を押す。

「Boot Solaris」の画面になるので、[F4_Continue]を押す。

「BootTasks」の画面になる。ここでは[X] View/Edit AutoBoot Settings を選択し[F2_Continue]を押す。

「View/Edit Autoboot Settings」の画面になるので、[X] Set Default Boot Device を選択し[F2_Continue]を押す。

「Set Default Boot Device」の画面になるので、[X] DISK: Terget 0, IBM-DJSA-220 を選択し[F2_Continue]を押す。

※DISK: 以降は、ノートPC が使用しているハードディスクによって変わる。

「View/Edit Autoboot Settings」の画面に戻るので、あとは必要に応じて[X] Set Autoboot Timeout や [X] Set Autoboot (ON/OFF)を設定する。設定が完了したら、[X] Accept Settings を選択し[F2_Continue]を押す。

「BootTasks」の画面になる。ここでは[X] View/Edit AutoBoot Settings を選択し[F3_Back]を押す。

「Boot Solaris」の画面になるので、カーソルを [X] DISK: (*) Terget 0, IBM-DJSA-220 に移動し[スペース]キーを押し選択の後、[F2_Continue]を押す。

以降は通常の起動と同じになります。あとは、

などを参考にして、各種設定を行う。

以上で Solaris8 インストールは完了。X 関係の設定をしていないので X は使えない。コマンド行ログインになる。X を使いたい場合は VMware の Solaris で X を使う を参照して、X の設定をしていく。

その後、Windows 環境が不要な場合は、Windows を入れたパーティションを削除し、そのパーティションを Solaris 側でマウントすれば、ノートPC のすべてのディスクを Solaris で使用することができる。そのため、Windows+VMware を Solaris のインストール用にしか使わない場合、あとで Solaris で使うパーティションのサイズにあわせておくと良い。

VMware3.0 は製品で、価格も日本の代理店では \49,000-と結構な値段がするので、Solaris をインストールするだけのために購入するのはもったいないので、まずは 本家 VMware, Inc. または日本の代理店である ネットワールド社で、試用版を使うことができるので、あらかじめ自分の環境で使えるかどうかをテストの上、良ければ購入するのがよいかも。


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