CDEが使えない時の方法(XFree86のセットアップ)

【Solaris XFree86 Video Drivers and Porting Kitで X を使う方法】

Solaris XFree86 Video Drivers and Porting Kit が sun から出ているので、それを使えば標準の Solaris8 ではサポートされていないビデオチップを使っているノートPCでも、簡単に X が使えるようになります。

1.まずは使用する Solaris8 を確認してください。10/01 であれば問題ありませんが、それ以前の場合まず patch を入手し適用する必要があります。適用しなければならない patch

108653-38 ----- X11 6.4.1_x86: Xsun patch
         (security Xsun libdps cg6 fontadmin NKBM Xlib dtremote)
109401-11 ----- SunOS 5.8_x86: Updated video drivers and fixes
         (security X11 6.4.1_x86 video driver ati 810 matrox nvidia s3 kdmconfig)

です。 パッチは常に新しくなっているので、ハイフン以降の数字が大きいものを利用するようにしてください。パッチはこのように当てます。
# patchadd 108653-38

いろいろメッセージが出ますが、それに応答しながらインストールをしてください。

2.http://soldc.sun.com/developer/support/driver/tools/video/video-index.html から、ドライバをダウンロードする。=>xf86_drv_port_bin_420_1.tar.gz

3.Solaris 上でドライバを解凍する。

$ gunzip xf86_drv_port_bin_420_1.tar.gz
$ tar -xvf xf86_drv_port_bin_420_1.tar
$
※'gzip -cd xf86_drv_port_bin_420_1.tar.gz | tar xvfp -'であれば、一発で解凍できます。

4.出来上がったパッケージファイルを Solaris に追加する。

su
password :
# pkgadd -d`pwd` SUNWxf86u
# pkgadd -d`pwd` SUNWxf86r

5.kdmconfig を実行し、X の設定を行う。

注意点として、XFree86 で該当するチップセットがあっても、必ずしも正常に表示されない場合があるということです。私の場合も ThinkPadi1124 は SMI LynxEM+ なのですが、ちゃんと表示できませんでした。ですので、そのような場合は、下の XFree86 の入れ替えしか表示させる方法がなくなります。Silicon Motion Inc. のチップと Solaris は、相性がよくないようです。(VMware からも NG なので。

# kdmconfig

【XFree86 に完全に入れ替える方法

XFree86 を入手する。 => The XFree86 Project,Inc.

上記URLから、最新の XFree86 を入手します。古いバージョンでも良いのですが、Silicon Motion Inc. のドライバなどは、4.0.2 以降で無いと入っていないなど制限が出てくるので、なるべく最新か1つ前を使うのが良いと思います。

source ファイルから make するのが本当は良いのですが、折角 binary もあるのでそれを利用します。 Solaris 版は2.6 / 7 まで用と、8 用があるので注意。

必要になるファイルは、大まかには以下の通りです。私の場合、全てダウンロードしてインストールしましたが、不要なものも多いと思います。そのあたりは各自判断してください。面倒なら私のように directory 内全てをダウンロードしてから、インストールするというのが簡単です。(って、高速なケーブルインターネットでの常時接続だからできるのですが。)

ファイル名 内容 必須 備考
Xbin.tgz Xクライアントやユーティリティなど
Xdoc.tgz XFree86のドキュメント 無くても X Serverは インストール可だとおもう。(テストしてない。)
Xetc.tgz 実行時に使われる設定ファイル
Xf100.tgz 100dpiのフォント 無くても X Serverは インストール可
Xfcyr.tgz フォント 無くても X Serverは インストール可(キリル文字とか・・・・)
Xfenc.tgz フォントセット(基本)のエンコーディングデータ
Xfnts.tgz フォントセット(基本)
Xfscl.tgz スケーラブルフォント 無くても X Serverは インストール可
Xfsrv.tgz フォントサーバ 無くても X Serverは インストール可
Xhtml.tgz html形式のドキュメント 無くても X Serverは インストール可
Xinstall.bin インストーラ(何に使うのかなぁ) これを外してインストールしたことはまだない
Xinstall.sh インストーラ スクリプトファイル
Xjdoc.tgz 日本語のドキュメント 無くても X Serverは インストール可だとおもう。(テストしてない。)
Xlib.tgz 実行時に必要になるライブラリ
Xman.tgz マニュアル 無くても X Serverは インストール可だとおもう。(テストしてない。)
Xmod.tgz X サーバのモジュール
Xnest.tgz nested X Server 無くても X Serverは インストール可
Xprog.tgz コンパイル時などに必要なライブラリ binary で入れるなら不要かも
Xprt.tgz Xプリントサーバ 無くても X Serverは インストール可
Xps.tgz ポストスクリプト形式のドキュメント一式 無くても X Serverは インストール可
Xvfb.tgz 仮想フレームバッファ 無くても X Serverは インストール可
Xxserv.tgz Xサーバ
extract 解凍用ユーティリティ
extract.exe 解凍用ユーティリティ(何に使うのかなぁ) これを外してインストールしたことはまだない(不要かなと思ってるけれど。)

これらのファイルを適当な場所にまとめて置きます。私の場合、/var/tmp/X というところに置きました。

インストール前に、binary が正しいかチェックします。

# sh Xinstall.sh -check

ちゃんと Solaris-8 用と表示されたら、インストールを実行します。これは実際にインストールしているときの script で取得したログです。実際のインストール時の参考にしてみてください。インストールコマンドは

# sh Xinstall.sh
です。

インストールが正常に終了したら、XF86Config ファイルを作成します。が、自動的に作成できるので、以下のコマンドを実行して雛型を作成します。

# /usr/X11R6/bin/XFree86 -configure

実際の自動作成の処理の際に出てくるログは これ です。

この結果できたファイルが これ です。(なぜかルートにできてしまいます。何か間違えてるかも。)

そのあと、自動的に作成された XF86Config.new ファイルを /etc/X11 に XF86Config という名前でコピーし、ノートPCの環境に合うように編集します。編集後のファイルは これ (Neomagic の場合)です。ThinkPadi1124や240の場合の、Silicon Motion Inc.の場合には、こちら です。


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