Windows2000 の IPv6 化

必要なもの

IPv6 対応にするには、特別なモジュールが必要です。バージョン的には、

MSRIPv6 MSDN Tech Preview Windows (codename) Whistler
Version Date1 on tcpip6.sys2 Version Date on tcpip6.sys Version3 Date on tcpip6.sys
1.0 1998-03-23 000320 2000-03-13 Beta 1 2000-10-28
1.1 1998-06-07 000508 2000-03-13
1.2 1999-01-26 000925 2000-09-07
1.3 1999-06-29 001205 2000-09-07
1.4 2000-01-13

とありますが、リンクが張られていないものは入手できません。(ファイルのコピーを保管しているサイトでたまに入手できる場合もありますが、それらを使うメリットはありませんので、上記の001205 2000-09-07を使うようにするのがよいでしょう。

Microsoft IPv6 Technology Preview の インストール

入手したファイルを解凍します。ダウンロードしたディレクトリに移り、(下記の場合 D:\TMP )

D:\TMP> tpipv6-001205.exe

解凍先のディレクトリを聞いてくるので、特に指定が無ければそのまま「Unzip」を押します。"9 file(s) unzipped successfully"と出れば、ファイルの展開完了です。

Microsoft IPv6 Technology Preview をインストールするには、以前は展開されたディレクトリに移動し setup.exe を実行するだけでよかったのですが、SP2 以降はそのままではインストールできなくなりました。手間なのですが、以下の手順を踏む必要があります。

コマンドプロンプトより、以下のコマンドを入力する。
C:\IPv6Kit> setup -x

Choose Directory For Extract Files と聞いてくるので、現在 setup.exe があるところでよければそのまま「OK」を押します。

これで setup.exe の中身までが展開されます。次にインストール関連のファイルを修正します。Hotfix.inf をノートパッドなどで開き、

NTServicePackVersion=256

とあるものを、SP2 をあてたものであれば、

NTServicePackVersion=512

のように、SP3 をあてたものであれば、

NTServicePackVersion=768

に修正します。この行がバージョンをチェックしている部分になります。この後、

C:\IPv6Kit> hotfix.exe

を実行することで、Microsoft IPv6 Technology Preview がインストールされます。その後、Windows を再起動すると、IPv6 を使う準備ができます。なお、この方法は How do I install the Technology Preview on Windows 2000 SP3? として、Microsoft のサイトに公開されている情報です。

ネットワークの設定

コントロールパネルから「ネットワークとダイアルアップ接続」を選び、ダブルクリックします。 ローカルエリア接続をダブルクリックします。

プロパティをクリックし、インストール=>プロトコル=>追加=>Microsoft IPv6 Protocol を選び「OK」を押します。インストールが始まりリストに、Microsoft IPv6 Protocol が表示されるようになれば、IPv6 が使えるようになっています。

問題点

  • IE6.0対応への問題
    この方法でインストールした Microsoft IPv6 Technology Preview は、IE5.5 までしか対応していません。そのため、IE6.0 をインストールしている場合、IE6.0 から IPv6 サイトへのアクセスができない状態になります。
    IPv6スタックアーカイブ名 タイムスタンプ wininet.dll のバージョン
    tpipv6-001205.exe 2000年12月4日、11:48:00 5.58.1.1
    tpipv6-001205-SP2-IE6.zip 2001年6月4日、12:12:48 6.58.1.1
    msripv6-bin-1.4.exe 2000年1月11日、7:29:42 4.72.2106.7
    Internet Explorer6.0 2002年6月19日、1:49:40 6.0.2715.400

    回避方法としては、上記一覧の中のtpipv6-001205-SP2-IE6.zipというものを使います。これは、Microsoft が提供しているものではないのでいつまで公開されているかわかりませんが、IE6.0 を使うための唯一の方法です。これを使いたくない場合には、IE を 4.0 〜 5.5 の間にとどめておく必要があります。

  • パッチ適用
    Microsoft のセキュリティ ツール(hfnetchk.exe)を使うと、IE 関連の部分で 「Patch not found」になるものが出てくるのと、パッチがかからない場合も出てきます。これらは、修正パッチを当てる前に Microsoft IPv6 Technology Preview を削除してパッチを当てて、その後再度 Microsoft IPv6 Technology Preview をインストールするという方法で回避できます。(但し、wininet.dll に起因する問題があった場合、この措置をすることでセキュリティホールを残すことになりますが。)

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